Museとは、Meta社が2026年9月8日に米国で提供を始めたパーソナルAIエージェント(代わりに作業をしてくれるAI)です。予定の管理から買い物、旅行の手配まで、頼んだ内容を自分で調べて実行してくれます。2026年9月時点で使えるのは米国とカナダで、日本での提供開始日はまだ発表されていません。
Museとは?結論
Museとは、質問に答えるだけでなく、頼んだ作業を実際に代わりに進めてくれるMeta社のAIエージェントです。「〇〇について調べて」だけでなく「〇〇を予約しておいて」のように頼むと、Muse自身がブラウザを開き、フォームに入力するなどして手続きまで進めます。この「実際に動いてくれる」点が、これまでのチャットAI(Meta AIなど)との大きな違いです。
2026年9月8日に米国で提供が始まり、iOS・Androidのアプリ、ウェブ版(muse.ai)、WhatsAppから使えます(Meta公式発表より)。
Museでできること
Meta公式の発表では、Museに任せられる作業として次のような例が挙げられています。
- メールの送信、旅行の予約
- ブラウザを開いてフォームに入力し、手続きを進める
- 保存したレシピを買い物リストに変える
- 食事の制限に合わせて夕食の献立を提案する
- 買い物と支払い(Link by Stripe を使った決済)
- 長期の目標やプロジェクトの管理
2026年9月の Meta Connect 2026 では、Walmart や Best Buy などの買い物サービス、仕事用アプリとの新しい連携(コネクタ)や、Muse専用のメールアドレスが使えるようになることも発表されました。
実際に使った人の評価
CNNの記者が実際に試したレビューでは、引っ越しの荷造りスケジュールづくりはうまくこなした一方、デートの行き先を探す依頼では、何年も前に閉店した店を候補に出してきたと報じられています(CNN, 2026年9月23日)。計画づくりは得意でも、情報の正確さは自分でも確認したほうがよさそうです。
料金プラン
Museは基本無料で使えます。無料プランには利用量の上限があり、もっと多くの作業を任せたい人向けに有料プランが用意されています(Metaヘルプセンターより、2026年9月時点)。
| プラン | 月額(米国) | 内容 |
|---|---|---|
| 無料 | 0ドル | 利用量に上限あり |
| Power | 20ドル | 毎週5億Museトークン分まで使える |
| Max | 100ドル | 毎週30億Museトークン分まで使える |
※「Museトークン」は、Museが作業に使う量の単位です。有料プランは18歳以上で、Museが提供されている国に住んでいる人が対象です。日本での料金は発表されていません。
安全の仕組み
Meta公式の説明では、Museは利用者ごとに用意された専用の仮想マシン「Muse Secure VM」の中で動きます。さらに、Museがインターネットにアクセスする前に行動をチェックする「Sentinel」という見張り役のエージェントがいるとされています。
- パスワードは「Secure Credentials Store」に保存され、AIからは見えない仕組み
- メールの送信や買い物など、大事な操作は実行前に利用者の承認が必要
- どのサービスとつなぐか(コネクタ)は利用者が選べる
- 会話の削除や、特定の話題を忘れさせる「forget」機能もある
一方で、Mac版アプリには、パソコン内にすでに入り込んだ悪意あるプログラムが音声入力の通信先を書き換えられる問題が見つかり、Metaが2026年9月22日に修正したと報じられています(The Register ほか)。Metaは「遠隔から攻撃できるものではない」と説明していますが、アプリは最新版に保つのが安心です。
Muse・Muse Spark・Muse Image の違い
「Muse」という名前がつくものがいくつかあるので整理しておきます。
- Muse:作業を代行するAIエージェント(アプリ)。この記事で紹介しているもの
- Muse Spark:Museを動かしているMetaのAIモデル(2026年4月発表)
- Muse Image:Metaの画像生成モデル(2026年7月発表)
- Muse Charm:Museと話すための、ポケットサイズの専用デバイス(2026年9月発表。詳細は年内に発表予定)
- Meta AI:Museとは別の、質問に答える既存のAIサービス
日本ではどうなる?
2026年9月27日時点で、Meta公式からの日本向け提供開始の発表はありません。今使えるのは米国と、9月18日に提供が始まったと報じられているカナダです。
日本経済新聞は2026年9月25日、Museが北米に続いて「近く」日本でも始まると報じています。ただしMetaの公式発表ではないため、現時点では「報じられている」段階の情報です。日本上陸の最新情報は、専用記事「Museの日本上陸はいつ?公式発表と報道まとめ」で随時更新しています。
よくある質問
Q. Museは今すぐ日本で使えますか?
2026年9月時点では使えません。提供されているのは米国とカナダで、日本での提供開始日は発表されていません。
Q. Museは無料で使えますか?
基本的な機能は無料で使えます(利用量に上限あり)。もっと使いたい人向けに、月額20ドルの「Power」と月額100ドルの「Max」という有料プランがあります(米国での価格、2026年9月時点)。
Q. MuseとMeta AIは同じものですか?
別のサービスです。Meta AIは質問に答えるチャット型のAIで、Museは頼んだ作業を実際に代わりに進めるAIエージェントです。
Q. Museにパスワードを預けても大丈夫ですか?
Metaは、パスワードはAIから見えない専用の保管場所に保存され、買い物などの大事な操作は実行前に利用者の承認が必要だと説明しています。ただし、つなぐサービスは必要なものだけにするのがおすすめです。
Q. Muse Charmとは何ですか?
Museと音声で話すための、ポケットサイズの専用デバイスです。2026年9月に発表され、価格や発売時期は年内に発表される予定です。
まとめ
Museは、質問に答えるだけでなく実際に作業を代行してくれるMetaのAIエージェントで、2026年9月に米国、続いてカナダで提供が始まりました。日本での提供開始日はまだ発表されていませんが、日本経済新聞が「近く日本で開始」と報じており、上陸は近づいていそうです。Muse Life では、公式発表を一次情報で確認しながら、日本上陸に備えた情報を随時お届けします。
出典
- Introducing Muse: The World’s First Personal AI Agent Built for Everyone — Meta Newsroom, 2026-09-08
- About Muse subscriptions — Metaヘルプセンター
- How Muse handles your privacy, safety and security — Metaヘルプセンター
- The Biggest News From Connect 2026 — Meta Newsroom, 2026-09-24
- Introducing Muse Image — Meta Newsroom, 2026-07-07
- Meta says its Muse AI agent can do things for you. I put it to the test — CNN Business, 2026-09-23
- Meta Muse AI app flaw lets local malware redirect dictation traffic — The Register, 2026-09-21
- Meta’s Muse AI Agent Is Now Available in Canada — iPhone in Canada, 2026-09-18
- メタのAI「ミューズ」日本で開始へ 買い物代行、情報漏洩にはリスク — 日本経済新聞, 2026-09-25
※当サイトは非公式のファンサイトで、Meta社とは関係ありません。
