MetaのAIエージェント「Muse」は、2026年9月8日の米国提供開始から約1か月で、対応国・連携先・法人向けサービスが増えています。この記事では、Museの主なアップデートを日付順にまとめました。各項目に「公式」か「報道」かを明記しています。随時更新します。
結論:約1か月で「米国だけ」から「カナダ対応・法人向け・AIグラス予告」まで拡大
- 米国提供開始(9月8日)から、カナダ対応(9月18日)、法人向けの発表(9月28〜29日)まで、ほぼ毎週のように発表が続いています
- Meta Connect 2026(公式ブログ9月23日、Newsroomまとめ9月24日)で、AIグラス対応・Muse Charm・連携先の拡大が発表されました
- 2026年10月23日には、北米以外で初めて日本で提供が始まりました(公式)
アップデート履歴(新しい順)
2026年10月23日:日本で提供開始(公式)
Meta Newsroom日本語版が、Museの日本での提供開始を発表しました。北米以外では初めてです。iOS・Androidのアプリとウェブ版(muse.ai)で使え、基本機能の多くは無料で、有料のサブスクリプションもあります(日本での料金は発表に記載なし)。連携先として、Gmail・Googleカレンダー・Instagramなどが挙げられています。メルカリ・マネーフォワード ME・チケットぴあとは「連携を進めて参ります」としています。高度な音声モード・Muse Realtime Avatar・Muse独自のメールアドレスは、日本では「別途案内」です。詳しくは「Museが日本で提供開始」、始め方は「日本でのMuseの始め方」をご覧ください。
2026年10月1日:AIグラスの「数か月以内」対応を改めて説明(公式)
インド向けのブランドアンバサダー発表の中で、Metaは「今後数か月以内に、AIグラスでMuseをハンズフリーで使えるようにする」と改めて説明しました。エージェントの名前を呼ぶと起動し、見ている物について説明なしで質問できるとしています。地域や対応機種は書かれていません。9月のMeta Connect 2026と同じ内容で、新しい進展ではありません。グラスでできることは「MetaのAIグラスとMuseの連携でできること」にまとめています。
2026年9月29日:「Muse for Small Business」を発表(公式)
Metaは、Museの中に中小事業者向けのスキルと連携先を追加する「Muse for Small Business」を発表しました。別アプリではなく、いつものMuseに機能が加わる形です。連携先はStripe・Shopify・Slackなど15社のサービスと、Facebook・Instagramのビジネスアカウントです。詳しくは「Muse for Small Businessとは?」をご覧ください。
2026年9月28日:「Meta Enterprise Platform」を発表(公式)
企業や開発者向けに、MetaのAIをまとめて提供する新しい事業です。責任者はCJ Desai氏(MongoDB前CEO兼社長)。ザッカーバーグ氏は、Museエージェントなどを企業向けに届けると説明しています。
2026年9月26日:安全上の警告を強化と報道(報道)
ロイター(The Star転載)は、The Informationの報道として、研究者がMuseに個人情報へアクセスされうる弱点を見つけ、Metaが安全上の警告を強化したと伝えています。安全の仕組みは「Museの安全の仕組みとは?」で解説しています。
2026年9月25日:ダウンロード数の急増と、日本開始の報道(報道)
TechCrunchのSarah Perez記者によると、調査会社Sensor Towerの推計で約340万ダウンロードに達したと報じられています。別の調査会社では、Apptopiaが約430万、Appfiguresが約230万と、数字に差があります(いずれも推計で、Meta公式の数字ではありません)。米国App Storeで9月18日、Google Playで9月19日に首位になったとも報じられています。
同じ日、日本経済新聞は「Museが日本で始まる見通し」と報じました(その後、2026年10月23日に日本で提供が始まりました)。
2026年9月23〜24日:Meta Connect 2026で新機能を発表(公式・報道)
Metaの年次イベント「Meta Connect 2026」で、Museに関する発表が相次ぎました。公式ブログは9月23日、Newsroomのまとめは9月24日に公開されています。
Meta公式が発表したこと:
- AIグラス対応:今後数か月以内にAIグラスでハンズフリーで使えるようにする(未開始)
- 連携先の拡大:Walmart・Best Buy・Gap・Sephoraなどの買い物サービス、NotionやGitHubなどの仕事ツール
- Muse専用メールアドレス:Muse自身がメールアドレスを持ち、作業ややり取りに使えるようにする
- Muse Charm:Museと声で話せるポケットサイズの専用デバイス。詳細は年内に発表予定
TechCrunch(Kirsten Korosec記者・Lucas Ropek記者)が報じた内容:
- デジタルアバター:自分のエージェント専用のアバターを作り、リアルタイムでビデオ通話できる機能(近日中)
- Macの操作:Mac上のアプリを操作でき、パソコンから離れても作業を続ける
- 提携先:StripeやShopify、Expedia、Instacart、PayPalなどとの提携
連携先の一覧は「Museと連携できるサービス一覧」、Muse Charmは「Muse Charmとは?」をご覧ください。
2026年9月21〜23日:Mac版の弱点やプライバシーの問題が相次いで報道(報道)
- 9月21日:The Registerが、Mac版Museの音声入力に関する弱点を報道。Meta側は緊急の修正を出したと説明したと報じられています
- 9月22日:ロイターが、電話機能で人間の外部スタッフが通話する仕組みを社内テストしていたと報道。Metaはこの機能を取り下げたと報じられています
- 9月23日:Decryptが、利用者が拒否したはずのMacの「メッセージ」をMuseが読んでいたという報告を報道
詳しくは「Museはプライバシー大丈夫?」で解説しています。
2026年9月18日:カナダで提供開始(報道)
Meta公式Xでの告知を受けて、現地メディアがカナダでの提供開始を報じました。報道時点ではiOSとmuse.aiで使え、Android版は「近日対応」とされています。
2026年9月15日:新サブスク「Meta One」を発表(公式・関連)
Museとは別の、Meta AIやSNSアプリ向けのサブスクリプションです。Museの有料プランとは別物で、こちらは日本でも提供されています。違いは「Meta Oneとは?」にまとめています。
2026年9月8日:米国で提供開始(公式)
Meta Newsroomが、パーソナルAIエージェント「Muse」を発表しました。米国でiOS・Android・muse.aiから使え、WhatsAppからも話しかけられます。基本は無料で、有料プランはPower(月20ドル)とMax(月100ドル)です(料金はMetaヘルプセンターより)。
参考:Museより前からある「Muse Spark」などのAIモデルの更新
エージェントの「Muse」とは別に、Metaの AIモデル「Muse Spark」系の発表もあります。混同しないよう、別枠でまとめます(いずれも公式発表)。
- 2026年4月:AIモデル「Muse Spark」発表(Meta Superintelligence Labs)
- 2026年7月7日:画像生成モデル「Muse Image」発表
- 2026年7月9日:「Muse Spark 1.1」発表。100万トークン(AIが一度に扱える文章量の単位)の文脈を扱え、開発者向けの「Meta Model API」(試験公開)から使える
- 2026年7月27日:画面付きの「Meta Ray-Ban Display」で、Muse Sparkで動くMeta AIの配信開始(米国)
これらはMuseエージェント本体の機能ではなく、Metaの「頭脳」にあたるAIモデルの話です。用語の違いは「MuseとMeta AIの違い」で整理しています。
日本ではどうなる?
Museは2026年10月23日に日本でも提供が始まりました(Meta公式)。ただし、米国の機能がすべてそのまま使えるわけではありません。高度な音声モード・Muse Realtime Avatar・Muse独自のメールアドレスは日本では「別途案内」とされ、AIグラスとの連携も、Meta公式はこれまで「米国のみ」と案内しています。詳しくは「Museが日本で提供開始」をご覧ください。
よくある質問
Q. Museはどのくらいの頻度で更新されていますか?
2026年9月8日の提供開始から10月時点まで、ほぼ毎週のように新しい発表が続いています。多くは連携先の追加、対応国の拡大、法人向けサービスの発表です。
Q. 「Muse」と「Muse Spark」のアップデートは同じですか?
いいえ、違います。「Muse」はAIエージェント(アプリ)、「Muse Spark」はその中で動くAIモデルです。Muse Sparkは2026年4月に発表され、Museより前から更新が続いています。
Q. 次に来る大きなアップデートは何ですか?
Meta公式が予告しているのは、AIグラス対応(今後数か月以内)と、Muse Charmの詳細発表(年内予定)です。いずれも2026年10月時点ではまだ始まっていません。
Q. 日本向けのアップデートはありますか?
あります。2026年10月23日に、Meta公式が日本での提供開始を発表しました。メルカリ・マネーフォワード ME・チケットぴあとの連携は「進めて参ります」とされており、今後の発表が待たれます。
まとめ
Museは2026年9月8日の米国提供開始から、カナダ対応、Meta Connect 2026での新機能発表、法人向けサービス、日本での提供開始と、短い期間で更新が続いています。一方で、安全面の問題も相次いで報じられました。新しい発表があれば、この記事を随時更新します。
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出典
- Introducing Muse: The World’s First Personal AI Agent Built for Everyone — Meta Newsroom, 2026-09-08
- About Muse subscriptions — Metaヘルプセンター
- Meta’s Muse AI agent is now available in Canada — iPhone in Canada, 2026-09-18
- Introducing Meta One — Meta Newsroom, 2026-09-15
- Meta Muse AI app flaw lets local malware redirect dictation traffic — The Register, 2026-09-21
- Meta testing a ‘human concierge’ for its new personal AI agent, Muse — Reuters(BNN Bloomberg転載), 2026-09-22
- Meta’s Muse AI Agent Read a User’s Private iMessages. Then It Lied About How — Decrypt(Yahoo Tech転載), 2026-09-23
- Everything new coming to Meta’s AI agent Muse — TechCrunch(Kirsten Korosec、Lucas Ropek), 2026-09-23
- The Biggest News From Connect 2026 — Meta Newsroom, 2026-09-24
- Meta is putting its muscle behind Muse as the AI app takes off — TechCrunch(Sarah Perez), 2026-09-25
- メタのAI「ミューズ」日本で開始へ 買い物代行、情報漏洩にはリスク — 日本経済新聞, 2026-09-25
- Meta bolsters Muse safety warning after security vulnerability found, The Information reports — Reuters(The Star転載), 2026-09-26
- Launching Meta Enterprise Platform — Meta Newsroom, 2026-09-28
- Introducing Muse for Small Business — Meta Newsroom, 2026-09-29
- Announcing Ranveer Singh as Brand Ambassador for Ray-Ban and Ray-Ban Meta in India along with Exciting New Updates to our AI Glasses — Meta Newsroom, 2026-10-01
- Meta、パーソナルAIエージェント「Muse」を日本で提供開始 — Meta Newsroom(日本語), 2026-10-23
- Introducing Muse Spark — Meta Newsroom, 2026-04-08
- Introducing Muse Image — Meta Newsroom, 2026-07-07
- Introducing Muse Spark 1.1 — Meta AI公式ブログ, 2026-07-09
- Meta Ray-Ban Display Glasses Get Even Better with Threads and New Version of Meta AI — Meta公式ブログ, 2026-07-27
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