Museは頼んだ作業を代わりに実行する「AIエージェント」、Meta AIは質問に答える「チャット型AI」で、どちらもMeta社が提供する別のサービスです。Meta AIは2025年11月から日本語で使え、Museも2026年10月23日に日本で提供が始まりました。この記事では、公式発表をもとに両者の違いと関係を整理します。
Muse と Meta AI の違い:結論
- Museとは、頼んだ作業を実際に代わりに進めてくれるAIエージェント(代わりに作業してくれるAI)です。2026年9月8日に米国で提供が始まり、2026年10月23日に日本でも提供が始まりました(Museが日本で提供開始)
- Meta AIとは、質問に答えたり画像を作ったりするチャット型のAIアシスタントです。Facebook・Instagram・WhatsApp・Messenger・meta.aiで使え、2025年11月25日から日本でも段階的に提供されています(Meta公式Newsroom日本語版)
- つまり、質問や画像づくりならMeta AI、作業を代わりに進めてほしいならMuse、という使い分けになります。どちらも日本で使えます
Museそのものの詳しい説明は「Museとは?」を参考にしてください。
比較表(2026年9月時点)
| 項目 | Muse | Meta AI |
|---|---|---|
| 位置づけ | AIエージェント(作業を代行) | チャット型AIアシスタント |
| できること(例) | メール送信、旅行の予約、買い物の代行、フォーム入力など「実行」 | 質問への回答、宿題の手助け、画像の作成・編集など「対話・生成」 |
| 使える場所 | 専用アプリ・muse.ai・WhatsApp(日本での発表にWhatsAppの記載はなし) | Facebook・Instagram・WhatsApp・Messenger・meta.ai |
| 日本での利用 | 2026年10月23日から提供(iOS・Android・muse.ai) | 2025年11月25日から順次提供中 |
| 料金 | 基本無料+有料プラン(Power月20ドル・Max月100ドル、米国。日本のアプリではパワー月3,499円・マキシマム月16,990円) | 基本無料。もっと使いたい人向けに「Meta One」(日本は個人向けバンドルが月949円〜、税込) |
| 動かす技術 | Muse Spark というAIモデル | 画像の作成・編集や動画生成は「Museモデル」が基盤(Meta One発表より) |
料金プランの詳しい内容は「Museの料金は?」で解説しています。
「Muse」という名前のモデルはMeta AIにも使われている
ここが混同しやすいポイントです。「Muse」という名前は、エージェントのアプリ名であると同時に、Meta社のAIモデル群の名前でもあります。
- Muse(この記事のメインテーマ):作業を代行するエージェントのアプリ
- Muse Spark:Museを動かすAIモデル(2026年4月発表)
- Muse Image:画像生成AIモデル(2026年7月発表)
Meta公式Newsroom(日本語版)によると、2026年9月15日(米国時間)に発表されたサブスクリプション「Meta One」では、Meta AIの「Museモデルを基盤とした画像の作成・編集、動画生成」の利用枠が広がります。つまり、日本でMeta Oneに入ってMeta AI上でAI画像・動画を作れるようになっても、それはMuseエージェント本体が使えるようになったわけではありません。名前が似ているため紛らわしいですが、「Museの技術を使ったMeta AIの機能」と「Museというエージェントアプリ」は別物と考えてください。
なお、Meta Connect 2026では、エージェントのMuseを「数か月以内」にAIグラスでも使えるようにすると発表されました(公式発表)。こちらはモデルではなく、エージェントそのものの話です。
Meta AIは日本でもう使える
Meta公式Newsroom(日本語版)によると、Meta AIは2025年11月25日から日本で段階的に提供が始まりました。
- 対応アプリ:Instagram・Facebook・Messenger・WhatsApp、および専用サイト「meta.ai」
- 使い方:アプリ内のMeta AIアイコンをタップするか、グループチャットで「@Meta AI」と入力して呼び出す
- できること:おすすめ・アドバイス、宿題の手助け、グループチャットでの議論の整理、画像の作成・編集・アニメーション化など
- 日本語:発表では、日本の文化や慣用句などへの理解を、フィードバックを取り入れながら深めていく方針が説明されています。なお、ボイスモードなど個別の機能の日本語対応については、この発表では触れられていません
Meta Oneとは?MuseやMeta AIとの関係
Meta Oneは、2026年9月15日(米国時間)にMeta公式が発表した新しいサブスクリプションです。Instagram・Facebook・WhatsAppと、Meta AIの機能をまとめて、より多く使えるようにするプランで、日本でも提供されています(Meta公式Newsroom日本語版 2026-09-16、ITmedia NEWS 2026-09-16)。
| プラン区分 | 日本での月額(税込) | 内容 |
|---|---|---|
| 単体プラン(Instagram Plus・Facebook Plus・WhatsApp Plus) | 239円〜319円 | 各アプリの拡張機能 |
| 個人向けCore | 949円 | 3つの単体プラン+Meta AIの画像・動画生成の利用枠拡大 |
| 個人向けPremium | 2,900円 | Coreよりさらに広いAI利用枠 |
| クリエイター・ビジネス向け | 2,000円〜(最上位のMaxは52,000円〜) | Essential・Advanced・Expert・Maxの4段階 |
Meta公式は、Meta AIの日常的な利用は今後も無料としたうえで、Meta Oneは全員に無料で提供するのが難しい高度なツールやAIの利用枠を広げるものだと説明しています。
Museの有料プラン(Power・Max)とは別の仕組みです。Museの有料プランは「Museの作業量」を増やすもの、Meta Oneは「Meta AIやSNSアプリの機能」を増やすものという違いがあります。
日本ではどうなる?
2026年10月時点の状況を整理すると、次のようになります。
- Meta AI:2025年11月25日から日本で使えます。画像・動画生成はMuseモデルが基盤で、Meta Oneに入るとその利用枠が広がります
- Muse(エージェント):2026年10月23日に日本で提供が始まりました。iOS・Android・ウェブ(muse.ai)で使え、基本機能の多くは無料、別にサブスクリプションもあります(アプリではパワー月3,499円・マキシマム月16,990円。アプリで確認(2026年10月23日、iPhone))
つまり、「AIに質問したり画像を作ってもらったりする」ならMeta AI(+Meta One)、「頼んだ作業を代わりに実行してもらう」ならMuseと、どちらも日本で試せるようになりました。詳しくは「Museが日本で提供開始」、始め方は「Museの始め方(日本版)」をご覧ください。
よくある質問
Q. Meta AIはもう日本で使えますか?
はい。Meta公式Newsroomによると、2025年11月25日から日本で段階的に提供されています。Facebook・Instagram・WhatsApp・Messenger・meta.aiで使えます。
Q. MuseとMeta AIは同じアプリですか?
いいえ、別のサービスです。Museは頼んだ作業を代わりに実行するAIエージェント、Meta AIは質問に答えたり画像を作ったりするチャット型AIです。
Q. Meta Oneに入れば、Museも使えるようになりますか?
いいえ。Meta Oneは、Instagram・Facebook・WhatsAppとMeta AIの機能を拡張するサブスクリプションで、Museエージェント本体とは別の仕組みです。Museエージェントは、2026年10月23日から日本でもMuseのアプリやmuse.aiで使えます。
Q. Meta AIの機能に出てくる「Muse」は何ですか?
Meta AIの画像の作成・編集や動画生成は、Meta社の「Museモデル」を基盤にしていると公式に説明されています。エージェントアプリの「Muse」とは別に、技術の名前としても「Muse」が使われているため、混同しないよう注意が必要です。
Q. 日本でMuseが始まって、Meta AIはどうなりますか?
Meta AIの扱いが変わるという公式の発表は、確認できていません(2026年10月時点)。
まとめ
- Muse(エージェント)とMeta AI(チャット型AI)はMetaが提供する別のサービス
- Meta AIは2025年11月25日から日本語でも利用可能。Museは2026年10月23日に日本で提供開始
- 「Muse」という名前は、エージェントアプリだけでなくAIモデル(Muse Spark・Muse Image)の名前としても使われており、Meta AIの機能の一部にも使われている
- Meta One(2026年9月15日(米国時間)発表、日本でも提供中)はMeta AIやSNSアプリの機能を広げるサブスクで、Museの有料プランとは別物
- 「AIと会話する・画像を作る」ならMeta AI、「作業を代行してもらう」ならMuse。どちらも日本で使える
Museの最新情報はMuse LifeのXでお知らせします。ぜひフォローしてください。
出典
- Meta、パーソナルAIエージェント「Muse」を日本で提供開始 — Meta Newsroom(日本語), 2026-10-23
- Introducing Muse: The World’s First Personal AI Agent Built for Everyone — Meta Newsroom, 2026-09-08
- Meta AIの日本における段階的な提供開始について — Meta Newsroom(日本語版), 2025-11-25
- Meta One:より多くの機能とAIを備えた新サブスクリプションのご紹介 — Meta Newsroom(日本語版), 2026-09-16
- The Biggest News From Connect 2026 — Meta Newsroom, 2026-09-24
- About Muse subscriptions — Metaヘルプセンター
- Meta、InstagramやFacebook横断の新サブスク「Meta One」発表 AI枠拡大で月額949円から — ITmedia NEWS, 2026-09-16
- メタのAI「ミューズ」日本で開始へ 買い物代行、情報漏洩にはリスク — 日本経済新聞, 2026-09-25
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