MetaのAIエージェント「Muse」は、Gmailなどのメールやカレンダーをつなぐと、メールの検索や予定の確認を代わりにやってもらえます。メールの送信のような大事な操作は、初期設定ではあなたの承認なしには行われません。この記事では、Metaの公式ヘルプセンターをもとに、できること・つなぎ方・承認の扱いを整理します(2026年10月時点、米国版の情報です)。

表記について:Museは2026年10月23日に日本でも提供が始まりました。この記事の画面名は、Metaヘルプセンター日本語版の表記です。日本版アプリの表示とは違う場合があるため、参考訳として読んでください。

結論:メールは「検索」、カレンダーは「確認」が基本。送信などには承認が入る

Museでメールやカレンダーをつなぐ機能は「コネクター(連携サービス)」と呼ばれます。Metaのヘルプセンターでは、次のように説明されています。

  • メール:つなぐと、Museがメールを検索できるようになります。ただし、頼まない限り受信トレイ全体をダウンロードすることはありません。つなぎ方の例として「Gmail」が挙げられています
  • カレンダー:予定の確認ができます。カレンダーのコネクターは、予定が変わったときに自動でMuseに知らせることができます
  • 送信などの操作:初期設定では、メールの送信のような重要な操作をあなたの承認なしに行うことはありません

Museそのものについては「Museとは?」、連携の全体像は「Museと連携できるサービス一覧【米国版】」で解説しています。

メールの連携でできることは?

Metaヘルプセンターは、メールの連携について次のように説明しています。

  • 読み取り(検索):メールを検索できるようになります。Museとコネクターの間でやり取りするのは「作業に必要なデータだけ」という設計です
  • 書き込み(送信など):メールの送信は重要な操作として、初期設定では承認が必要です(承認の仕組みは「Museの承認設定とは?」で解説)

Meta Newsroomの発表でも、メールについては「読むだけ」にするか「代わりに送信もできる」ようにするかを選べると紹介されています。

なお、Engadgetのカリッサ・ベル記者は始め方ガイドで、エージェント専用のGmailアカウントを作る人もいると紹介しています。普段のメールとエージェントが触れるメールを分ける工夫です。心配な人は、連携前に検討してもよさそうです。

カレンダーの連携でできることは?

  • 読み取り:予定を確認できます
  • 自動の更新:カレンダーのコネクターは、予定に変更があったときに自動でMuseへ知らせることができます。こうした自動の共有をするコネクターかどうかは、連携する前に表示されるとヘルプセンターは案内しています
  • 書き込み:カレンダーの招待の送信など、予定に関わる操作もできます。ただし多くのコネクターは「情報の取得だけ」にして、操作はできないように設定することもできます

公式ヘルプでは、カレンダーは具体的なサービス名を挙げずに「カレンダー」と書かれています。どのカレンダーサービスがつなげるかは、アプリの「コネクター」の一覧で確認するのが確実です。

Museにメール・カレンダーをつなぐ方法

ヘルプセンターで案内されているつなぎ方は2つあります(画面名は参考訳)。

  1. Museに「Gmailをリンクして」のように話しかける
  2. 画面から設定する
    1. 「設定」を開き、「コネクター」をタップ
    2. つなぎたいサービスの横にある「Connect」をタップし、表示される説明を読む
    3. 「次へ」をタップして許可する
    4. 必要に応じて、そのサービスのログインや本人確認を済ませる

【スクショ:コネクター接続画面】後日追加

接続画面には、そのサービスでMuseが何をできるようになるかの説明が表示されます。つなぐ前によく読んでおきましょう。Googleのサービスとつなぐ場合、受け取った情報はGoogleのユーザーデータに関するポリシーに沿って扱われるとヘルプセンターは説明しています。

つないだあとも、「設定」→「コネクター」からいつでも連携を解除できます。ただし、それまでに使った情報は、Museのメモリや会話の履歴に残ることがあります。

承認はどう扱われる?

メールの送信やカレンダーの招待の送信は、外部のサービスに変更を加える「書き込み」の操作です。初期設定の「一部のアクションで確認」では、すべての書き込みの操作の前に確認が入ります。確認画面では、次から選べます(「Museの承認設定とは?」より、ヘルプセンター日本語版の表記)。

  • 1回だけ許可
  • このタスクを許可
  • このサイトを許可(Webサイトの操作のとき)
  • 常に許可
  • 却下

ここで「常に許可」を選ぶと、そのコネクターでの同じ種類の操作は、次から確認なしで実行されます。取り消せないメール送信などは、「常に許可」を選ばずに、毎回内容を確かめるのがおすすめです。もっと慎重にしたい人は、アクセス許可を「常に確認」に変えることもできます。

Gmail以外のメール・カレンダーも使える?

2026年10月時点で確認したMetaヘルプセンターと大手メディアの記事には、OutlookやiCloudなど、ほかのメール・カレンダーサービスへの対応は書かれていません。複数のアカウント(個人用と仕事用など)を同時につなげるかどうかも、公式の説明は見当たりません。

一覧にないサービスについては、Museに「カスタムコネクター」を作ってもらえる仕組みがあります。ただし、カスタムコネクターはMetaが内容を審査しないため、つなぐ前に相手のサービスのプライバシーポリシーを確認するよう、ヘルプセンターは案内しています。詳しくは「Museと連携できるサービス一覧【米国版】」をご覧ください。

日本ではどうなる?

Museは2026年10月23日に日本でも提供が始まりました(Meta Newsroom日本語版)。日本向けの発表では、連携できるサービスとしてGmail・Googleカレンダーなどが挙げられています。詳しくは「Museが日本で提供開始」、始め方は「日本でのMuseの始め方」をご覧ください。

一方、日本で広く使われているほかのメール・カレンダー(Yahoo!メール、キャリアメール、各種グループウェアなど)への対応は、発表に記載がありません。また、Muse独自のメールアドレスは、日本では「別途案内」とされています。対応状況が分かり次第、この記事を更新します。

よくある質問

Q. MuseでGmailを連携すると、メールを全部読まれますか?

Metaヘルプセンターによると、連携するとMuseはメールを検索できるようになります。ただし、頼まない限り受信トレイ全体をダウンロードすることはないと説明されています。

Q. Museにメールを送らせるとき、確認は入りますか?

初期設定では入ります。Metaヘルプセンターは、メールの送信のような重要な操作を承認なしに行わないと説明しています。ただし確認画面で「常に許可」を選ぶと、次から確認なしになります。

Q. カレンダーをつなぐとMuseは何ができますか?

予定の確認ができ、予定が変わったときにMuseへ自動で知らせることもできます。招待の送信などの操作もできますが、「情報の取得だけ」に制限することもできます。

Q. OutlookのメールやGoogleカレンダーもつなげますか?

2026年10月時点で、Metaヘルプセンターにはサービス名入りの対応一覧はありません。なお、日本向けの発表(2026年10月23日)では、Gmail・Googleカレンダーが連携先として挙げられています。Outlookなどほかのサービスは、アプリの「コネクター」の一覧で確認してください。

Q. 日本のメール・カレンダーサービスには対応しますか?

Museは2026年10月23日から日本でも使えますが、日本向けの発表で挙げられているのはGmail・Googleカレンダーなどです。Yahoo!メールなど日本独自のサービスへの対応は、発表に記載がありません。

まとめ

  • メールは「検索」、カレンダーは「予定の確認」が連携の基本
  • メールの送信や招待の送信などの書き込みは、初期設定では承認が必要
  • つなぎ方は、Museに話しかけるか「設定」→「コネクター」から
  • Gmail以外のサービスや複数アカウントへの対応は、公式の説明が見当たらない(2026年10月時点)
  • 心配な人は「常に許可」を選ばない、エージェント専用のメールアドレスを使う、といった工夫ができる

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出典

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