Museの「コネクター(他サービスとの連携機能)」には、Walmart・Notionのように公式が用意した連携先のほかに、一覧にないサービスを自分で追加する「カスタムコネクター」があります。便利な一方で、Metaヘルプセンターは「Metaはカスタムコネクターや、その情報の使い方を確認しない」と明記しています。この記事では、公式ヘルプの説明をもとに、仕組みと使う前に気をつけたい点を整理します。

カスタムコネクターとは?結論

カスタムコネクターとは、Museのコネクター一覧にないサービスを、利用者がMuseに頼んで作ってもらう連携のことです。Metaヘルプセンターの説明(2026年10月時点)をまとめると、次のとおりです。

  • 一覧にないサービスは、Museに「カスタムコネクターを作って」と頼める
  • Museが手順を案内し、そのサービスからAPI情報(サービス同士をつなぐための接続情報)を取得する場合がある
  • 取得した情報は「Secure Credentials Store」(ヘルプの日本語表示は「セキュアな資格情報ストア」)に保存される
  • Metaは、カスタムコネクターやその情報の使い方を確認しない

Metaは事業者向けの発表「Muse for Small Business」(2026年9月29日)でも、まだ対応していないサービスをつなげるようにカスタムコネクターに対応していると説明しています。

詳しく:仕組みと注意点

どうやって作る?

Metaヘルプセンターによると、一覧にないサービスを使いたいときは、Museにカスタムコネクターの作成を頼みます。その後はMuseが手順を案内してくれます。

公式の連携先は「設定」→「コネクター」から接続できますが、カスタムコネクターは「Museに頼む」形で作るのが基本です。どのような情報を求められるかはサービスによって異なり、ヘルプにも細かい手順は書かれていません(2026年10月時点)。

誰が作れる?MCPには対応している?

ヘルプの説明では、作成を頼むのは利用者本人です。有料プランが必要かどうかなどの条件は、ヘルプには書かれていません。

また、AIと外部サービスをつなぐ共通規格「MCP(Model Context Protocol)」に対応しているかどうかは、Meta公式のヘルプや発表では説明されていません(2026年10月時点)。

接続情報は「Secure Credentials Store」に保存される

Metaヘルプセンターによると、アプリやサービスをつなぐと、ユーザー名やパスワードなどの資格情報は「Secure Credentials Store」に保存されます。これにより、MuseはAIモデルにパスワードを見せずに、認証が必要な操作を行えると説明されています。

使う前には、次の3点が確認される仕組みです。

  1. 意図したサービスに接続しようとしているか
  2. そのサービスが接続・認証済みか
  3. 利用者がその種類の操作を許可しているか

カスタムコネクターで取得したAPI情報も、この保管場所に入るとされています。詳しくは「Museの安全の仕組みとは?」もあわせてご覧ください。

Metaは中身を確認しない

カスタムコネクターについて、公式ヘルプが特に注意を促しているのがこの点です。Metaは、カスタムコネクターそのものも、それを通じた情報の使い方も確認しないと説明しています。

そのうえでヘルプは、アクセス許可は慎重に与え、提供元(つなぐサービス)のプライバシーポリシーを確認するよう勧めています。つまり、つなぐサービスが信頼できるかどうかは、利用者が自分で判断する必要があります。

プロンプトインジェクションとの関係

Metaヘルプセンターは、Webサイト・メール・ファイル・連携済みのサービスに、AIを操ろうとする指示文が隠されている場合があると説明しています。これを「プロンプトインジェクション攻撃」と呼んでいます。

Museはこうした攻撃に対して、モデルの学習、自動検出の仕組み、作業中にアクセスできる情報やサービスの制限など、複数の対策をとっているとしています。重要なアクセス許可やセキュリティの確認は、AIモデルとは別に動く仕組みです。

ただ、カスタムコネクターはMetaが中身を確認していない分、公式の連携先よりも、つなぐサービス自体の信頼性が大事になります。運営者がはっきりしないサービスをつなぐのは避けたほうが安心です。

使うときに気をつけたいこと

  • 必要なサービスだけをつなぐ:使わなくなったら、「設定」→「コネクター」からいつでも切断できます
  • つなぐ前にプライバシーポリシーを確認する:Metaが確認しない分、サービスの扱いは自分で確かめます
  • 大事な操作は承認設定を見直す:メール送信などの重要な操作は、初期設定でも承認なしには行われません。確認の頻度は「Museの承認設定とは?」で解説している「設定」→「アクセス許可」から変えられます
  • できる操作をしぼる:ヘルプによると、多くのコネクターは「データの取得だけ許可し、招待の送信などはさせない」といった制限ができます
  • 切断してもデータが残る場合がある:切断前にMuseが使った情報は、Museのメモリーや会話履歴に残ることがあります。Museに忘れるよう頼むこともできます。消し方は「Museの履歴の消し方」にまとめています

公式が用意している連携先は「Museと連携できるサービス一覧」で紹介しています。

日本ではどうなる?

Museは2026年10月23日に日本で提供が始まりました(Museが日本で提供開始)。日本向けの公式発表では、Gmail・Googleカレンダー・Instagramなどとの連携が挙げられています。日本の連携先は「Museと連携できるサービス一覧」にまとめています。

日本でカスタムコネクターが米国と同じように使えるか、日本のサービスをカスタムコネクターでつなげるかは、まだ確認できていません。確認でき次第、追記します。

よくある質問

Q. Museのカスタムコネクターとは何ですか?

Museのコネクター一覧にないサービスを、利用者がMuseに頼んで作ってもらう連携のことです。Museが手順を案内し、そのサービスのAPI情報を取得する場合があります(Metaヘルプセンター、2026年10月時点)。

Q. カスタムコネクターは安全ですか?

接続情報は公式の連携先と同じく「Secure Credentials Store」に保存されます。ただしMetaヘルプセンターは、カスタムコネクターやその情報の使い方をMetaは確認しないと説明しています。つなぐ前に、サービスのプライバシーポリシーを確認するよう勧められています。

Q. どんなサービスでもカスタムコネクターにできますか?

2026年10月時点の公式ヘルプには、対応できるサービスの範囲は書かれていません。作成時にそのサービスのAPI情報が必要になる場合があるとされています。

Q. MuseのカスタムコネクターはMCPに対応していますか?

2026年10月時点で、MCP(AIと外部サービスをつなぐ共通規格)への対応は、Meta公式のヘルプや発表では説明されていません。

Q. カスタムコネクターを切断したら、データも消えますか?

切断するとデータのやり取りは止まりますが、それまでにMuseが使った情報は、メモリーや会話履歴に残る場合があります。Museに忘れるよう頼むこともできます。

まとめ

  • カスタムコネクターは、一覧にないサービスを利用者がMuseに頼んで追加する連携
  • 接続情報は「Secure Credentials Store」に保存され、AIモデルにはパスワードを見せない仕組み
  • Metaはカスタムコネクターの中身や情報の使い方を確認しない。つなぐ前にプライバシーポリシーを確認したい
  • 切断してもデータがすぐ消えるとは限らない。気になる場合はMuseに忘れるよう頼む

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出典

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