Ray-Ban Meta・Oakley MetaなどMetaのAIグラスは、スマートフォンを取り出さなくても、電話・メッセージの送受信や音楽の再生操作ができます。使い方は「Hey Meta」のあとに用件を話すか、右テンプル(つる)のタッチパッドを触るだけです。ただし、公式の音声コマンドの例は英語で、音楽アプリの音声操作は英語のみと案内されています(Meta公式ヘルプ、2026年10月時点)。
電話・メッセージを使う前の準備
グラスで通話やメッセージを使うには、先に「Meta AI」アプリでサービスをリンク(連携)します。Meta公式ヘルプ(日本語版)の手順は次のとおりです。
- 「Meta AI」アプリ右上の「グラス」をタップする
- 「デバイス設定」をタップする(複数ある場合は使うグラスを選ぶ)
- 「グラス」の一覧で自分のグラスをタップする
- 「コミュニケーション」をタップする
- 使いたいサービスの横の「リンク」をタップする
【スクショ:Meta AIアプリの「コミュニケーション」画面】日本で実機を確認したら追加
連携できるのはMessenger・WhatsApp・Instagramと、スマートフォンの電話(連絡先)です。スマートフォンをリンクすると、連絡先へのアクセス許可を求められます。公式ヘルプによると、電話番号や通話履歴はスマートフォン側に保存され、Metaのサーバーとは共有されません。
LINEには対応していません。日本でよく使うLINEのメッセージ読み上げも使えないと、AV Watchが報じています(詳しくは「Ray-Ban Meta・Oakley Metaは日本語で使える?対応機能まとめ」)。
電話をかける・受ける
グラスをかけた状態で「Hey Meta, call [名前]」と話しかけます。サービスを指定したいときは「Hey Meta, call [名前] on WhatsApp」のように言います。相手を確認すると発信が始まります。
- 通話を終える:タッチパッドをダブルタップするか、スマートフォンで切る
- 着信に応答する:「Hey Meta, answer」
- 着信を拒否する:「Hey Meta, decline」
- 通話中の操作:「Hey Meta」に続けて「Mute(ミュート)」「Unmute(ミュート解除)」「Camera on/off(カメラのオン・オフ)」「Hang up(通話終了)」
公式ヘルプによると、これらの音声コマンドはグラスの中で処理され、通話の内容はMetaに保存されません。
スマートフォンの電話回線でかける場合は、携帯電話会社の通話料がかかることがあります。デュアルSIMのスマートフォンでは、標準に設定したSIMが使われます。
緊急通報(日本なら110番・119番)は、グラスからはかけられません。公式ヘルプは、緊急通話はスマートフォンなどのモバイル端末から直接かけるよう案内しています。
メッセージ・音声メッセージを送る
テキストのメッセージは次の流れで送ります(Meta公式ヘルプ)。
- 「Hey Meta, send a message to [名前]」と話しかける(「Hey Meta, message [名前] on WhatsApp」のようにサービスも指定できる)
- 相手が合っているか確認する
- メッセージの内容を話す
- グラスが内容を読み上げるので、「Yes」「No」「Cancel」のいずれかで答える
音声メッセージも送れます。「Hey Meta, send a voice message to [名前]」と話しかけ、相手とサービスを確認してから話します。3秒間黙るか、1分たつと録音が止まります。最後に「Yes」「No」「Change」で送信を確認します。
音楽アプリをつなぐ(Spotify・Apple Music・Amazon Music)
グラスで音楽を聴く方法は2つあります。
- スマートフォンの音をそのまま流す:Bluetoothでつながっていれば、スマートフォンで再生した音がグラスから聞こえます
- 音楽アプリを連携する:グラスの音声やタッチパッドから、アプリの再生・おすすめ再生を操作できます
公式ヘルプには、Spotify・Apple Music・Amazon Musicの連携ページがあります。いずれも「一部の地域でのみ利用可能」とされ、地域の一覧は載っていません。日本では、MoguLive(2026年5月28日)が「Apple MusicとSpotifyで音楽を聴けた」と報じています。Amazon Musicを日本で使えたという報道は、2026年10月時点で見つけられませんでした。
Spotifyを連携する手順
- 「Meta AI」アプリ右上の「グラス」をタップする
- 「デバイス設定」をタップする(複数ある場合は左右にスワイプして選ぶ)
- 「アプリ」→「Spotify」の順にタップする
- 「Spotifyをリンク」をタップし、画面の指示に従う
Apple Musicも同じく「デバイス設定」→「アプリ」→「Apple Music」から連携します。声で曲を探すときの標準アプリにしたい場合は、「アプリのリンク」の「デフォルトを割り当てる」をタップします(Meta公式ヘルプ)。
【画像:Meta AIアプリの「デバイス設定」→「アプリ」→「Spotify」画面|元ページ https://www.meta.com/ja-jp/help/ai-glasses/1378872149701658/|出典表記 Meta公式ヘルプより】
音声コマンドで音楽を操作する
公式ヘルプが紹介している音声コマンドは次のとおりです。
- 再生:「Hey Meta, play…」に続けて、曲名・アルバム・アーティスト・プレイリスト・ジャンルなど
- アプリを指定して再生:「Hey Meta, play Spotify」「Hey Meta, play Apple Music」
- 一時停止・スキップ:「Hey Meta, pause」「Hey Meta, skip」
- 音量:「Hey Meta, volume up」「Hey Meta, volume down」
- 見ている景色に合わせた再生(Spotify):「Hey Meta, play a song to go with my view」
ただし公式ヘルプは、Spotify・Apple Music・Amazon Musicの音声操作は英語のみとしています。Spotifyの「見ているものに合わせたおすすめ」も英語のみです。Meta AIの言語を日本語にしている場合、これらの音声操作が日本語で動くかは、公式ヘルプにも日本のメディアの実機レポートにも記載がありませんでした。日本語で確実に使える操作は、次のタッチパッドです。
タッチパッドで音楽を操作する
タッチパッドは右テンプル(つる)の側面にあります。Meta公式ヘルプによる操作は次のとおりです。
| 操作 | できること |
|---|---|
| シングルタップ | 再生・一時停止 |
| ダブルタップ | 次の曲へ |
| トリプルタップ | 前の曲へ |
| 前へスワイプ | 音量アップ |
| 後ろへスワイプ | 音量ダウン |
| 長押し(要設定) | 音楽アプリのおすすめを再生 |
長押しで音楽アプリのおすすめを流すには、「デバイス設定」→「ジェスチャー」→「タッチパッド」で、長押しを使いたいアプリに割り当てておきます。なお、長押しは初期状態ではMeta AIの呼び出しに使われています。
グラスを閉じる(テンプルを折りたたむ)と音楽は一時停止し、開くとBluetoothで自動的に再接続します。写真・動画を撮るボタンの操作は「Ray-Ban Metaで写真・動画を撮る方法」で解説しています。
周りの騒音に合わせて音量を自動で変える
「アダプティブボリューム」をオンにすると、騒がしい場所では音量が上がり、静かな場所では下がります(Meta公式ヘルプ)。
- 「Meta AI」アプリで「グラス」をタップする
- 「デバイス設定」をタップする(複数ある場合は対象を選ぶ)
- 「グラス」の一覧で自分のグラスをタップする
- 「音声」をタップする
- 「アダプティブボリューム」のスイッチをオンにする
公式ヘルプは、大きな音を長く聞くと聴覚を傷めるおそれがあると注意しています。帽子や手でスピーカーと耳を覆うと、音圧が上がることもあります。
通話の聞こえ方・音漏れは?
- マイク:Ray-Ban Meta (Gen 3)は6つのマイクで背景ノイズを90%以上カットすると、Meta公式Newsroom日本語版(2026年9月24日)が説明しています。Ray-Ban Meta (Gen 2)は5つのマイクを内蔵していると、Impress Watch(2026年5月29日)が紹介しています
- 音漏れ:オープンイヤー型(耳をふさがない形)なので音は漏れます。MoguLiveは、中くらいの音量なら周りはほとんど気づかなかった一方、電車など混んだ場所では音量を下げるよう勧めています
日本のメディアが通話の音質そのものを詳しく評価した記事は、2026年10月時点で見つけられませんでした。
日本ではどうなる?
Ray-Ban Meta (Gen 2)・Oakley Metaは2026年5月21日、Ray-Ban Meta (Gen 3)は2026年9月24日から日本で発売されています(Meta公式Newsroom日本語版)。Meta公式ブログの日本発売の発表でも、音楽・通話・メッセージ送信は日本で使える機能として挙げられています。
一方で、日本では次の点に注意が必要です(2026年10月時点)。
- 連携できるメッセージアプリはMessenger・WhatsApp・Instagram。LINEは非対応
- 音楽アプリの音声操作は英語のみ(公式ヘルプ)。日本語で話しかけた場合の動作は未確認
- 音楽アプリの対応地域は公式に一覧がない。日本ではApple Music・Spotifyで聴けたと報道
- 電話・メッセージの音声コマンドも、公式ヘルプの例文は英語
Museとグラスの連携は米国のみです(Meta公式Newsroom日本語版)。詳しくは「MetaのAIグラスとMuseの連携でできること」をご覧ください。
よくある質問
Q. Ray-Ban Metaで電話をかけられますか?
かけられます。「Meta AI」アプリでスマートフォンの電話やWhatsAppなどをリンクし、「Hey Meta, call [名前]」と話しかけます(Meta公式ヘルプ)。
Q. Ray-Ban MetaでLINEの通話やメッセージは使えますか?
使えません。グラスと連携できるのはMessenger・WhatsApp・Instagramとスマートフォンの電話です。LINEの読み上げにも対応していないと、AV Watchが報じています(2026年10月時点)。
Q. 緊急通報(110番・119番)はグラスからできますか?
できません。Meta公式ヘルプは、緊急通話はスマートフォンなどのモバイル端末から直接かけるよう案内しています。
Q. Ray-Ban MetaでApple MusicやSpotifyは使えますか?
「Meta AI」アプリの「デバイス設定」→「アプリ」から連携できます。公式ヘルプでは一部の地域のみとされていますが、日本ではApple MusicとSpotifyで聴けたとMoguLiveが報じています。
Q. 音楽の操作は日本語の音声でできますか?
公式ヘルプでは、Spotify・Apple Music・Amazon Musicの音声操作は英語のみとされています。日本語で確実に操作したいときは、右テンプルのタッチパッドを使います(2026年10月時点)。
まとめ
- 電話・メッセージは「Meta AI」アプリの「コミュニケーション」でリンクしてから使う。対応はMessenger・WhatsApp・Instagram・スマートフォンの電話で、LINEは非対応
- 緊急通報はグラスからはできない
- 音楽はSpotify・Apple Music・Amazon Musicを連携できる(一部の地域のみ)。日本ではApple Music・Spotifyで聴けたと報道
- 音楽アプリの音声操作は英語のみ。タッチパッドなら言語に関係なく操作できる
- Gen 3は6マイクで背景ノイズを90%以上カット(公式)
Museの最新情報はMuse LifeのXでお知らせします。AIグラスの新しい情報も発信しているので、ぜひフォローしてください。
出典
- AIグラスを使用して通話やメッセージの送信を行う — Meta公式ヘルプセンター(日本語版), 2026-10-20確認
- AIグラスでSpotifyをストリーミングする方法 — Meta公式ヘルプセンター(日本語版), 2026-10-20確認
- AIグラスでApple Musicをストリーミングする方法 — Meta公式ヘルプセンター(日本語版), 2026-10-20確認
- How to stream Amazon Music on AI glasses — Meta公式ヘルプセンター(英語版), 2026-10-20確認
- AIグラスの音量と音声再生をコントロールする方法 — Meta公式ヘルプセンター(日本語版), 2026-10-20確認
- Ray-Ban Meta Audioを初め、過去最大のAIグラスのラインナップが追加 — Meta Newsroom日本語版, 2026-09-24
- スマートグラス「Ray-Ban Meta(GEN 2)」ファーストタッチ、便利に感じたポイントや使用上の注意点を紹介 — MoguLive, 2026-05-28
- 【レビュー】AIグラスの本命「Ray-Ban Meta」 カメラとAIで日常を変える — Impress Watch, 2026-05-29
- 【レビュー】「Ray-Ban Meta」約1カ月使ってみた — AV Watch, 2026-06-25
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